以前、サーキット走行をしていた時にパドックに戻りアフターアイドルをしていると。。。
車体下から液体が漏れていました。
ディーラーに相談に行くも「エンジンを下さなければ」と工賃だけでも良い金額。
本来であればそのままお願いをしたい所ですが自分で交換をしていきます。
破損したホースはバルクヘッド側のヒーターチューブ下のウォーターチューブにある短いホースでした。
エンジン後方は手が入らず、素人の私からするとエンジン降ろしも納得しました。
マーカー部分のウォーターホース、ヒーターホース、バキュームホースをクランプ含めて交換しました。
インタークーラーパイプ、各センサーカプラーを外し作業開始!
この辺は目で見える為簡単にサクサク進みます。
AACバルブ外しは見えない。。。
10mmのボルト4本ですが逆さのため緩めたら手で回しました。
狭いので緩めれば手で進めた方が楽でした。
インマニは12mmのナットですが手前側(1番側)から奥側(6番)に行くにつれ難易度上がります。w 特に下側。
短めのフレキシブルの板ラチェと15cm位のエクステンションの先にフレキシブルアダプターつけたディープ12mmラチェットを駆使して緩めて行きます。
ナットとワッシャーを外したらいよいよインマニを外しますが、
5番と6番の間のチューブとエンジンから伸びてるスタッドボルトが長いので知恵の輪状態です。
やっとインマニ外した所でスロットルもずらして置きました。
破けたホース
クランプとペンチで緩めたらペンチでホースを抜きます。
サビ出ていたのでヒーターホース含めて変えて良かったのですが、
よくをかけばチューブも変えたかったw
外したスロットル洗浄前
スロットル外したついでに掃除でもと思ってキャブクリーナーで綺麗にして置きましたが、
ここで注意しないといけないのがスロットルコートを塗らないといけません。
バルブ閉まってる状態でも電灯とかにかざして見ると少し隙間が開いてます。
スロットルコートをキャブクリーナーで落としたまま組み付けると、
アイドリングが異常に上がってしまうので忘れずに塗ってください。
ここまでくると外す苦労が実感できるので、また同じ工程は心折れます。
う
チューブに念の為
本来であればチューブも交換したいところです。
予算の兼ね合いもありホースを外したチューブをワイヤーブラシとサンドペーパーで磨いで、
もちろんパーツクリーナーで削り粉も落としてからガスケットシール塗ってホースとクランプ取り付け。
ガスケットシール乾く前にエンジン回すの不安もあり、この日はここまでとして数日たって乾いてからインマニを戻して行きます。
戻しの際はガスケット関連は新品にした方が良いです。
ノーマルの紙ガスケットは再利用すると抜けてエンジンが吸ってしまいます。
おすすめはHKSやTOMEI、RSE、NISMOなどのメタルガスケットにしておけば、
今後の対策になりますし、
期間が短い間に万が一、インマニ外しても再使用できます。
リークテスターで圧力を掛けて漏れがないかと、時間が経ってから圧力が減らないかを確認しました。
サビが気になったので、テスターの時は水道水を入れて圧力をかけてドレンから水を捨てる。
数回このすすぎをしてから、LLCを濃いめにして入れてエア抜きをしました。
エンジンを掛けて温めて、ヒーターもON。
赤いタンクからエアーが出てきますのでタンクが空にならないように継ぎ足しながら抜いてます。
たまにスロットルワイヤーを引いて回転数を上げたり、オイル注入口したの10mmのエア抜きドレンを緩めてエアーを抜いて、抜け切ったら終了。
実はこの数日前にラジエターを交換しており、
ラジエターキャップの圧力も上がってます。
そしてこの作業後にラジエターアッパーホースから漏れ始めました。
まとめると。。。
作業内容はいかがでしょうか。
素人の私でも頑張ってここまでできました。
いまだに漏れなしで問題なく走ってます。
漏れた原因はサーキット前にラジエター交換をしており、
キャップ圧力も上がる事で負荷がかかったのかと思います。
またこの作業の数日後にラジエターアッパーホースから若干漏れ始めました。
古いクルマなので一つパーツをグレードアップすると、
他のパーツに負荷がかかる事を実感しました。
もし同じ様にパーツ交換に悩まれている方は、
関連パーツも同時交換をおすすめしますw
万が一、変えれない場合は工賃が倍になるか、
自分で行うのであれば2回同じ作業を覚悟しないといけないかもしれません。
古いクルマのパーツ交換は関連部品交換も視野に入れておくと良いかと思います!